松任谷正隆がユーミンとの結婚を決めた瞬間がかっこよすぎる

ご存知ユーミンこと松任谷由実さんの旦那さんは松任谷正隆さんなわけですが。

「松任谷正隆が荒井由実と結婚を決めた瞬間」が個人的にヒットしたので、紹介します。

松任谷夫妻といえば、言わずと知れた天才音楽家夫婦。

僕は両親の影響で小さいころからたくさんユーミンの歌を聴いて育ちました。

なので好きとか嫌いとか以前に身体に染み付いてしまっているような、そんな存在の音楽のひとつです。

個人的な趣味の話をすると、松任谷由実よりは荒井由実名義の頃の音楽が好きです。

「ひこうき雲」とか「MISSLIM」とか「COBALT HOUR」とか。

曲がいいのはもちろんだけど、何より声が若い。

今はもうおばさん声というかおばあちゃん声になってしまっていますが、若い時のユーミンの声は透明感があってとてもきれい。

ほんとに天才とはこのことか…！と思うほど最高でしたね。

といっても僕が生まれるずっと前の話なんですけど。笑

でも一番好きなのは、もしかすると松任谷由実になってすぐの「紅雀」かもしれない。

で、長い間そのプロデューサーをしているのが松任谷正隆氏。

松任谷正隆さんは昔、キャラメル・ママ後のティン・パン・アレーというバンドで活動していた人。

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ティン・パン・アレーというバンドは、松任谷正隆さん、細野晴臣さん、鈴木茂さん、林立夫さんをはじめ、1970年代の日本の音楽を築き上げた多くのアーティストが関わっていたバンドで、………

とりあえずYouTubeから一曲紹介。 ティン・パン・アレー「ソバカスのある少女」

…細かいことは置いといて、簡単にいうと松任谷正隆さんはかなり活発に音楽活動をしていたわけです。

その一方で松任谷正隆さんはスタジオミュージシャンとしても活動していました。

そんなときに正隆さんは、荒井由実の1stアルバム「ひこうき雲」のレコーディングにキーボードで参加したのですが、、、

なんとなんと！

このレコーディングで、荒井由実が「ひこうき雲」のサビに当てたコードを聴いた瞬間に結婚を決意したというのです！！！

以下はWikipediaの「ひこうき雲」の解説より引用。

夫である松任谷正隆は、この曲のサビ部分（空を～かけてゆく〜♪）のコード使いの意外性に驚き結婚を決めた、と冗談交じりに語っている（普通なら Gm7→B♭7→A♭M7 がセオリーであるが、真ん中の B♭7 をやめ、B♭m7 を選択している）。（引用：Wikipedia）

コード使いを聴いて結婚を決意するなんて………さすが天才音楽家夫妻！！かっこよすぎます。

普段「ひこうき雲」を聴いていても、もはや聴き慣れすぎて全くコードの意外性を感じることができないんですが、あらためてギターでコードを鳴らしてみると、「確かに」と感心してしまいます。

「空を～かけてゆく〜♪」のコードは、「Gm7→B♭m7→A♭M7」。

この曲は key=E♭ なので、確かに「B♭m7」というコードは普通なら出てこない。

Wikipediaには、「普通なら Gm7→B♭7→A♭M7 がセオリーである」と書いてありますが、個人的にはあのメロディーにコードを付けていくなら「Gm7→E♭7→A♭M7」が自然なんじゃないかと。

「Gm7→B♭7→A♭M7」じゃ全然自然じゃないから信憑性低め。

そこをユーミンが「Gm7→B♭m7→A♭M7」と当ててきたから、正隆さんは結婚を決意するほどショック（良性）を受けたんじゃないかな。

「冗談交じりに」と書いていますし、当然この件のみで結婚を決めたわけではないでしょうが、「ひこうき雲」という曲のコードによって荒井由実の存在が松任谷正隆さんの心に突き刺さったのは間違いなさそうです。

俗に言う「一目惚れ」というやつですね。

もちろん顔じゃないですよ。顔じゃないですよ。（大事なことは二回言います）

松任谷正隆さんが惚れ込んだのは、荒井由実の才能だったというわけです。

過去には正隆さんの不倫騒動なんかもあったりしましたが、結婚して今まで夫婦としてやってきたきっかけがあの「ひこうき雲」だったなんて。

ロックスターの都市伝説のような話ですが、荒井由実好きにとってこのエピソードはとてもおいしい話になりました。

ごちそうさまでした。