音楽がCIAの拷問に使われていた…レッチリのチャドが不信感

「音楽」とは書いて字の通り、「音」を「楽」しむというもの。

僕たちは普段の生活の中で多くの音楽を耳にし、そして楽しんでいる。

例えばライブハウスやクラブで音楽を楽しんだり、家で音楽をかけてリラックスをしたり、テレビのBGMを聴いたり、移動中に音楽を持ち歩いたり。

こうして考えてみると、僕たちは音楽をポジティブな用途にしか使っていないことに気付く。

そんなの当たり前。だって「音楽」なんだから。

 

 

ほとんどの人は音楽を楽しむものとしか捉えていない。

しかし世の中には音楽をネガティブな用途に使う悪魔のような人もいる。

 

なんと音楽が「拷問」に使われているというのだ。

音楽の拷問とは、拘束者に対して24時間大音量で音楽を聴かせ、精神的に苦痛を与えるというもの。

 

 

最近見たニュースにこんなものがあった。

「レッチリ」こと「レッドホットチリペッパーズ」という世界的に有名なロックバンドの楽曲が、CIAの拷問に使われていたことが判明したのだ。

この件に対してレッチリのドラマーであるチャド・スミスが不快な気持ちを表した。

以下引用。

レッチリチャド

米上院情報特別委員会は今月3日、CIAがジョージ・W・ブッシュ大統領の政権下で行っていた虐待的な尋問(拷問)に関する機密報告書を公開することを可決。後にその報告書の内容は一部リークされ、テロ容疑者をペット用のスペースに押し込み、手錠で天井に縛り付けた上で、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの楽曲を大音量で延々再生するという拷問の詳細が報じられた。

TMZ.comの取材に応じたチャド・スミスは、自分たちの楽曲が使われていたことを全く知らなかったと明かすと、「俺はもっと、ハードロックだとかメタルのような音楽が拷問に使われているんだと思っていたよ」とコメントした。

「俺たちの音楽を気に入らない人はもちろんいるだろう」と認めたチャドだったが、その一方で「俺たちの音楽はポジティブなものなんだよ。みんなの気分を良くするためのものなんだ」と主張。「だから、今回の件にはうろたえている。全く気に入らないね」と当局への不信感をあらわにした。

引用:シネマトゥデイ

 

普通のミュージシャンなら、自分の楽曲が拷問に使われていると知ったら不快な気持ちになるだろう。

初めから拷問的な目的を持って音楽を作っているのならともかく、ほとんどのアーティストは自分たちの音を楽しんでもらうために音楽を制作している。

チャドの「俺はもっと、ハードロックだとかメタルのような音楽が拷問に使われているんだと思っていたよ」というコメントには「そういう問題じゃないだろ!」とツッコミたくなるが、このコメントはきっとチャドのジョークを含んだものだろう。

ロックな曲だろうがバラードな曲だろうが、楽しんでもらうべき音楽がまるで暴力のような使い方をされていたら、不快感を感じないアーティストはいないだろう。

 

音楽を使った拷問に付いて少し調べてみると、レッチリの他にも多くのアーティストの楽曲が拷問に使われていたことが判明しているようだ。

拷問に使用されたことが判明したアーティストの一部。

AC/DC – Hells Bells, Shoot to Thrill
Aerosmith
Barney the Purple Dinosaur – theme tune
Bee Gees – Stayin’ Alive
Britney Spears
Bruce Springsteen – Born in the USA
Christina Aguilera – Dirrty
David Gray – Babylon
Deicide – Fuck Your God
Don McLean – American Pie
Dope – Die DF Die, Take Your Best Shot
Dr. Dre
Drowning Pools – Bodies
Eminem – Kim, Slim Shady, White America
Li’l Kim
Limp Bizkit
Matchbox Twenty – Gold
Meat Loaf
Metallica – Enter Sandman
Neil Diamond – America
Nine Inch Nails – March of the Pigs, Mr. Self-Destruct
Prince – Raspberry Beret
Queen – We are the Champions
Rage Against the Machine – Killing in the Name of
Red Hot Chili Peppers
Saliva – Click Click Boom
Sasame Street – theme tune
Tupac – All Eyes on Me

引用:音楽の拷問への利用に抗議を。音のない抗議を。

 

楽しんでもらうことを目的として作ったはずの自分の音楽が、ネガティブな使い方をされていたらどう感じるだろう。

自分の好きなアーティストの音楽が、ネガティブな使い方をされていたらどう感じるだろう。

 

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『音楽がCIAの拷問に使われていた…レッチリのチャドが不信感』へのコメント

  1. 名前:勝手な評論家 : 投稿日:2014/04/17(木) 11:06:40

    「俺はもっと、ハードロックだとかメタルのような音楽が拷問に使われているんだと思っていたよ」

    wwwwww

  2. 名前:勝手な評論家 : 投稿日:2014/04/17(木) 14:09:11

    レッチリ好きの俺にはきかない拷問

  3. 名前:勝手な評論家 : 投稿日:2014/04/17(木) 17:49:06

    >>2

    絶対死ぬほどレッチリ嫌いになるぞ

  4. 名前:勝手な評論家 : 投稿日:2014/04/17(木) 18:50:36

    >>3
    それはイヤ

  5. 名前:勝手な評論家 : 投稿日:2014/04/21(月) 15:11:10

    Bee GeesのStayin’ Aliveで拷問されるのかぁ(笑)

  6. 名前:勝手な評論家 : 投稿日:2014/04/24(木) 01:10:25

    音楽に対して失礼すぎる。許せない。

  7. 名前:勝手な評論家 : 投稿日:2014/04/24(木) 13:55:23

    こんな普通の音楽なんかじゃなくて、人間が不快に感じる周波数考えて作ったノイズみたいなの使えばいいのに。
    そうしたほうが音楽作ってる人に迷惑かからないし、いい拷問ができる。

あなたの意見、待ってます。

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